ねらい

 研究者や技術者が、異業種企業の経営者や一般のお客様など専門外の聴き手を対象に、直接コミュニケーション(プレゼンテーション)する機会が増えています。研究内容や技術が高度化・細分化する中で、必要な情報を分かりやすく伝える技術が、重要となっています。
本研修の目的は、多様な聴き手に意思決定や行動を起こしてもらうための、プレゼンテーション(Power Point)作成のノウハウを習得する
ことです。
PowerPointをいきなり開いてスライドを作成するのではなく、聴き手に響く情報構造を考察し、
効果的なプロセス(計画、準備、発表、ふりかえり)に沿って、プレゼンテーションを行う方法を、演習を通じて習得します。

プログラム 9:30~16:30 < 昼食休憩 12:00~13:00 >

1.はじめに
2.聴き手に響く情報伝達の構造(砂時計構造)
  研究発表とジャーナリズムの情報構造差、理解学習の3つの原理、プレゼンテーションの宿命(時間軸に沿った一次元構造)
3.プレゼンテーションのプロセス・・・計画、準備、発表、ふりかえり
4.計画・・・目的、聴き手は誰か、聴き手に期待する行動(資金獲得、プロジェクトメンバー獲得、オリジナリティ評価etc.)、
  主張、スケジュール
5.準備
 (1)素材収集
 (2)アウトライン設定
 (3)わかりやすいPower Pointスライドの作成のルール、スライドの構成、データを可視化する際の表現技法、画像の扱い方
 (4)よくないスライド
 (5)プレゼンテーションの練習/スライドの修正
6.発表・・・会場の制約、ハプニングへの対処
7.振り返り
8.演習・・・受講者が作成したプレゼンテーションを題材に、問題点の洗い出しや改善作業を行い、相互に発表する
9.まとめ

研修受講料助成制度

東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。

呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。