ねらい
複雑な問題解決(複数の専門性が交わり相互に影響する領域での問題解決や必ずしも合理的判断で進まない問題解決)は、
企業が求めるビジネススキルの第1位(世界経済フォーラム)です。
本研修の目的は、複雑な問題の解決のための思考法としてシステム・シンキングの基本を習得し、実践力を身に付けることです。
システム・シンキングは概念のフレームワークであり、ものごとの全体のパターン・構造を明確にし、それを有効に変えていく方法を提供するため50年以上にわたり開発されてきた知識とツールの総体です。具体的には、複雑な状況において様々な現象やその背景にある構造、メンタルモデルを理解し、包括的・本質的な解決を導く思考方法です。
なお、本コースでは学術的に検証または実務的に効果が実証された原則やフレームワークを用います。
到達目標
1)複雑な問題解決を進めるための考え方・プロセスを実践できる
2)環境が変化する中で包括的・本質的な問題解決ができる
3)多くの利害関係者と協調して解決行動をとれるコミュニケーションが構築できる
プログラム 9:30~16:30 < 昼食休憩 12:00~13:00 >
1.なぜシステム・シンキングは必要か?
2.システム・シンキングの原則・フレームワーク
1)システムの基本的原則
2)考え方のシフト
3)1番ピンの把握
構造のどこに働きかけ変えれば決定的,持続的な改善につなげられるか?
4)メンタルモデルの超越/ビジョンの共有
5)演習:ダブルループ
3.組織学習
4.全体演習
問題事例のシステム・シンキングで解決策を出してみる。
5. まとめ
※受講効果を高めるため、事前課題があります。