ねらい

新商品がお客様に喜ばれる商品であるためには市場でクレームを起こさないことが必須条件です。そのために新商品が市場で起こす恐れのある故障現象を、初期の設計開発・量産準備段階で抜けなく抽出し、その原因をすべて洗い出し、必要な対策を事前に打つことができるようにするのが本講座の狙いです。

プログラム 9:30~16:30 < 昼食休憩 12:00~13:00 >

 1日目(9:30-16:30)

① FMEAの必要性・位置付け
② 設計FMEAの手順
③ 機能展開の詳細手順
④ 設計FT展開の詳細手順
⑤ 懐中電灯を題材とした機能展開演習
 (その1)

2日目(9:30-16:30) 

⑥ 懐中電灯を題材とした機能展開演習
 (その2) 
⑦ 懐中電灯を題材とした設設計FT展開
 演習(その1)
 

3日目(9:30~16:30)

⑧ 懐中電灯を題材とした設計FT展開
 演習(その2)
⑨ 工程FMEAの手順
⑩ 工程FMEAの事例
⑪ 懐中電灯を題材とした工程FT展開
 演習
⑫ まとめ

 -1日目から3日目まで1~1.5時間毎に演習があります。-

まず商品の機能をきちんと把握した上で、その機能が無くなる状態が故障モードだと考え、その具体的手順を工夫することにより、故障モードの網羅性の確保を可能にしました。すなわち製品の機能がなくなる以外の故障はないとの考えによるものです。その具体的手順としては、新QC七つ道具の1つである系統図法を応用した機能系統図を使います。
 次に故障モードの発生メカニズムを明確にし、それの物理的・電気的・化学的モデルを念頭に置いて、システマティックに故障原因追求をする手順を工夫することにより、故障原因の網羅性の確保を可能にしました。この手順にも新QC七つ道具の1つである系統図法を応用したFT(Fault Tree欠陥樹)図を使います。

研修受講料助成制度

東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。

呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。