ねらい

1.目的
 ①企業の上位の方針や目的を、背景や状況とともに具体的に理解する。
 ②理解した上位方針や目的を展開して自分が生み出すべき成果、そのためのあるべき業務プロセスを具体的にする。
 ③具体的にしたあるべき業務プロセスを自分でやることとして「わくわく感や当事者意識」レベルまで納得することが「腹落ち」である。
 この「腹落ち」となるためのコミュニケーションの営み(ファシリテーション)を 理解することを目的とする。

2.目標
 組織で求められる「ファシリテーター型リーダー」の意思疎通の 技術、考え方、基本姿勢をマスターする。

3.特徴
 ・業務に直結したファシリテーションスキルが習得できる。
  人材の特性を見る、信頼関係の構築、現場主義、率先垂範、 5Sをベースとした小集団/QCサークル活動にフォーカスしている。
 ・ロールプレイング演習を通じて体験的に身に付け易い。

プログラム 9:30~16:30 < 昼食休憩 12:00~13:00 >

はじめに
 ①自ら戦略的思考で行動,②考える組織,③ ファシリテーター型リーダー
1.小集団活動(TPM改善)推進手順
 (1)TPMサークルリーダー会の進め方
 (2)サークルリーダー会で困ったこと
 (3)課長/工場長が陥りがちなこと
 (4)サークルリーダーの原理
2.ファシリテーションスキルを用いた進め方
  (1)傾聴の必要性
    1)傾聴とは相手を理解しようと心で聴くこと
    2)話の語尾を繰り返して復唱する
    3)話のキーワードを復唱する
    4)話を自分で整理して返す
    5)聞いているとき聴き手の判断や評価を与えない
    6)ミラー効果/ミラーリング
3.ブレーンストーミングの考え方
 (1)ブレーンストーミングとは
 (2)4つの基本ルール
 (3)禁句集
4.ファシリテーションの理論
 (1)ファシリテートとファシリテーター
 (2)John Deweyの教育論
 (3)リーダーシップのあり方
 (4)集団規範の重要性
 (5)ファシリテーターの7つ道具
5.ロールプレイング演習 (1グループ5~7名)
 (1)ケース・スタディー 
 (2)Q&A 
 (3)グループ毎報告, まとめ

受講者の声

・この研修で教えて頂いたことを実践してみたいと,とても思っています。

研修受講料助成制度

東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。

呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。