ねらい
ISOなどの国際規格でも実施することが規定されているため、DRは多くの企業で実施されています。しかしその効果/工数に疑問を持って参加されている方々が少なくありません。単なる設計説明会になったり、質疑応答の内容がマンネリ化ししたりしていて、DRが形骸化しているので何とかしたいという声をよく聞きます。 DRの目的を下記として全社の叡智を結集するにはどうすれば良いかを学び、DRの効果を2倍にし、DRにかかる工数を1/2にします。
- お客様に喜ばれる商品を市場に送り出す。
- 商品の企画・開発・生産準備・製造の過程で手戻りを発生させない。
- 市場に送り出した商品において不具合(クレーム)を発生させない。
到達目標
掛ける工数とその効果が高度にバランスしたDRができる。
プログラム 9:30〜16:30<昼食休憩 12:00〜13:00>
1日目
- DRの目的とDR実施規程
DRの目的を上記の「ねらい」とした 時に、全社の知恵を結集するためには、全社的に合意されたDR実施規程をどのように規定するべきかを明らかにする。 - DRの全体像
商品企画から生産開始までのプロセスを明らかにしたうえで、DRの種類を、DR0・DR1・DR2・DR3・DR4・DR5・DR6の7つに大別し、個々の目的を明らかにすることにより、DRの全体像を理解していただく。
2日目
- DR対象の明確化
左記7種類のDRにおいて、何をインプットし、DRの結果
として何をアウトプットするのかを明らかにする。
特に従来技術の延長線上で、市場導入できる商品と新技術を
採用しなければならない商品とにおいて、DR対象が
どのように違うのかを明らかにする。 - DRの観点の明確化
インプット情報から効果的なアウトプットを少ない工数で得るためのレビューの観点を明らかにする。
3日目 - DRを効果的にするための手法
親和図法・機能系統図・試験標準・設計標準・FT図・設計FMEA・工程FMEA・幾何公差設計法・工程能力などの手法を復習する。 - トヨタのDRBFM及び日産のQICK DRhへの対応方法
<全体としての進め方>
最初に①と②を明らかにしたうえで、③~⑤までは、DR0・DR1・ DR2・DR3・DR4・DR5・DR6の順 に、演習を交えて3日間にわたって解説する。
研修受講料助成制度
東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。
呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。
受講者評価平均 | 総合評価:4.4 |
業務に応用できる:4.4 | |
日数/時間 | 3日間 |
開催日/受講期間 | 2025年8月6日〜8月8日 (9:30〜16:30) |
会場 | 広島テクノプラザ (東広島市鏡山三丁目13番26号) |
会場アクセスURL | https://www.h-techno.co.jp/access/ |
対象 | 新商品の企画・設計開発・開発研究・生産技術 ・製造・検査・品質管理・購買など 新商品の企画から市場導入後のフォローまで にかかわる技術者・管理者 |
持参物 | 筆記用具 |
定員 | 20名 |
申込締切日 | 2025年7月15日 |
受講料 | 42,130円(テキスト代,消費税含む) |
講師 | 喜多 秀紀 喜多設計研究所 自動車メーカーで設計・開発管理・技術者教育を歴任。 機械・電機・化学など多種・多数の製造企業から 委託を受け、技術研修講師・実務課題の コンサルティングなどの豊富な経験を積んでいます。 広島テクノプラザの研修では、全国からの 受講の申込みがあります。 |