ねらい
幾何公差はGD&Tと略称され、企業活動のグローバル化に伴い、幾何公差を使っていない設計図面は、欧米の技術者からは図面でないとまで言われています。
幾何公差を使った設計図面にすることにより、設計・製造の期間短縮と工数削減が実現できます。
次のような企業には必須です。
①自動車関連
②欧米企業と取引がある
③海外に生産拠点を持つ
④生産技能(職人技能)を技術化したい
⑤2次元図面を廃止したい
到達目標
- JISにてMUSTとされる幾何公差法に則った設計図面が描ける。
- 生産部門からの手戻りを皆無にできる。
プログラム 9:30〜16:30<昼食休憩 12:00〜13:00>
1日目
(1)幾何公差の必要性
(2)幾何公差の基本概念
(3)幾何公差の用語と記号
(4)製図の基本原則
(5)検証用ゲージ
(6)データムシステム
(7)基本寸法表示
(8)真直度・平面度
(9)真円度・円筒度・平行度
2日目
(10)直角度・傾斜度・接平面 (11)位置度(基本)
(12)位置度(バウンダリー)
(13)位置度(浮動式ファスナー)
(14)位置度(固定式ファスナー)
(15)位置度(突出公差)
(16)位置度(同軸度・対称度)
(17)位置度(複合公差)
(18)円周振れ・全振れ
3日目
(19)輪郭度
(20)輪郭度(バウンダリー)
(21)輪郭度(複合公差)
(22)同軸度の総まとめ
(23)組合せ部品の公差解析
(24)マルMとRFSの見極め
(25)幾何公差の適用事例
(26)幾何公差の高度な事例 (27)ISO・JISとASMEの違い
※1日目から3日目まで1~1.5時間毎に演習があります。
研修受講料助成制度
東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。
呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。
受講者評価平均 | 総合評価:3.9 |
業務に応用できる:4.3 | |
日数/時間 | 3日間 |
開催日/受講期間 | 2025年9月3日〜9月5日 (9:30〜16:30) |
会場 | 広島テクノプラザ (東広島市鏡山三丁目13番26号) |
会場アクセスURL | https://www.h-techno.co.jp/access/ |
対象 | 図面によって仕事をしている設計開発 生産技術・製造・検査・品証 購買技術部門などの 技術者・管理者 |
持参物 | 筆記用具、電卓 |
定員 | 20名 |
申込締切日 | 2025年8月7日 |
受講料 | 42,130円(テキスト代,消費税含む) |
講師 | 喜多 秀紀 喜多設計研究所 自動車メーカーで設計・開発管理・技術者教育を歴任。 機械・電機・化学など多種・多数の製造企業から 委託を受け、技術研修講師・実務課題の コンサルティングなどの豊富な経験を積んでいます。 広島テクノプラザの研修では、全国からの 受講の申込みがあります。 |