ねらい
本研修の目的は、データに基づいて業務上の問題を捉え、解決策を検討し、その解決策が効果的であることを主張するための基礎ツールとして統計学を入門レベルで使えるようになることです。そのために経営層の意思決定に活用する「全体像を把握する」、管理層の意思決定に活用する「比較して判断する」および実務層の意思決定に活用する「仮説を検証する」の統計分析手法を習得します。
到達目標
- 意思決定の目的別に適切な統計手法は何か説明できる。
- 統計学を用いた問題解決のプロセスが説明できる。
- Excelを用いた基礎的な統計分析ができる。
①全体像を把握する
②比較して判断する
③仮説を検証する
プログラム 9:30~16:30 <昼休憩 12:00 ~ 13:00>
- 意思決定の種類とデータ分析手法
戦略的,管理的,業務的意思決定 - 統計データ分析の前提条件
・問題解決プロセス
・データの種類
・データの品質 - 全体像を把握する
・度数分布とヒストグラム
・平均と標準偏差
・正規分布
・標本調査 - 比較して判断する
・相関関係 - 仮説を検証する
・散布図と回帰分析
・重回帰分析
・質的データの取り扱い
・平均と標準偏差の操作演習
・正規分布の操作演習
・標本平均と標本標準偏差の操作演習
・散布図作成と相関係数計算の操作演習
・回帰分析,重回帰分析の操作演習 [応用・実践] ・製造工程の規格外品(不良品)の割合の推定
・顧客満足度アンケートから効果が出そうな改善項目を見つける
・特定の天候条件下で飲料販売量を予測する
・複数種類の高血圧治療薬から少ない投薬で効果の出る薬を特定する
研修受講料助成制度
東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。
呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。
受講者評価平均 | 総合評価:3.8 |
業務に応用できる:4.0 | |
日数/時間 | 1日 |
開催日/受講期間 | 2025年10月24日 (9:30〜16:30) |
会場 |
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会場アクセスURL | https://www.h-techno.co.jp/access/ |
対象 |
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持参物 |
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定員 | 15名 |
申込締切日 | 2025年10月2日 |
受講料 | 22,330円(テキスト代,消費税含む) |
講師 | 新田 茂樹 (株)広島テクノプラザ ・造船会社での船体設計 自動車メーカでの基本設計/商品の安全技術・ 環境技術のコーポレート戦略策定に従事。 ・日本中型造船工業会委員、日本自動車工業会委員 自動車技術会 関西支部編集委員を歴任。 ・現在、(株)広島テクノプラザで研修事業を担当。 ・R&D Management学会、日本行動計量学会に所属。 ・技術経営、環境管理等の講演・論文多数。 ・著書(翻訳)「人生の行き先を知らなければ 行くべきところには行けない」(David P. Campbell)」 広島大学生協。 |