ねらい
複雑な問題解決(複数の専門性が交わり相互に影響する領域での問題解決や必ずしも合理的判断で進まない問題解決)は、企業が求めるビジネススキルの第1位(世界経済フォーラム)です。本研修の目的は、複雑な問題の解決のための思考法としてシステム・シンキングの基本を習得し、実践力を身に付けることです。システム・シンキングは概念のフレームワークであり、ものごとの全体のパターン・構造を明確にし、それを有効に変えていく方法を提供するため50年以上にわたり開発されてきた知識とツールの総体です。具体的には、複雑な状況において様々な現象やその背景にある構造、メンタルモデルを理解し、包括的・本質的な解決を導く思考方法です。なお、本コースでは学術的に検証または実務的に効果が実証された原則やフレームワークを用います。
到達目標
- 複雑な問題解決を進めるための考え方・プロセスを実践できる
- 環境が変化する中で包括的・本質的な問題解決ができる
- 多くの利害関係者と協調して解決行動をとれるコミュニケーションが構築できる
プログラム 9:30~16:30 <昼休憩 12:00 ~ 13:00>
※受講効果を高めるため、事前課題があります。
- なぜシステム・シンキングは必要か?
- システム・シンキングの原則・フレームワーク
1)システムの基本的原則
2)考え方のシフト
3)1番ピンの把握
構造のどこに働きかけ変えれば決定的,持続的な改善につなげられるか?
4)メンタルモデルの超越/ビジョンの共有
5)演習:ダブルループ - 組織学習
- 全体演習
問題事例のシステム・シンキングで解決策を出してみる。 - まとめ
研修受講料助成制度
東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。
呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。
受講者評価平均 | 総合評価:3.7 |
業務に応用できる:4.3 | |
日数/時間 | 1日 |
開催日/受講期間 | 2025年4月24日 (9:30〜16:30) |
会場 | オンライン受講 各自PCで受講 ゲストとして参加(Microsoft Teams) |
対象 |
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持参物 | PC、筆記用具 事前課題(受講申込締切後にお送りします) |
定員 | 20名 |
申込締切日 | 2025年4月3日 |
受講料 | 20,130円(テキスト代,消費税含む) |
講師 | 新田 茂樹 (株)広島テクノプラザ ・造船会社での船体設計 自動車メーカでの基本設計/商品の安全技術・ 環境技術のコーポレート戦略策定に従事。 ・日本中型造船工業会委員、日本自動車工業会委員 自動車技術会 関西支部編集委員を歴任。 ・現在、(株)広島テクノプラザで研修事業を担当。 ・R&D Management学会、日本行動計量学会に所属。 ・技術経営、環境管理等の講演・論文多数。 ・著書(翻訳)「人生の行き先を知らなければ 行くべきところには行けない」(David P. Campbell)」 広島大学生協。 |