ねらい
溶接技術は、自動車や電気製品、電子機器、日用品など毎日の生活に欠かせない様々な製品から建築、橋梁、造船、電力関連等の重厚長大の製品にも使われており、「モノづくりの原点」であるとも言われる技術です。
本講座は、このように大変重要な役目を果たしている溶接技術について基礎から学ぶことのできる場として開催します。まず、溶接の基礎として各種溶接法の原理と特徴を学び、適用分野について事例を交えながら解説します。次いで、各種材料の溶接部の品質と課題についての知識を習得します。最後に、レーザや摩擦攪拌接合(FSW)の実用化動向について紹介します。
到達目標
溶接で必要な基礎知識(各種溶接法と適用分野、材料と継手性能)が説明できる。
プログラム 9:30〜16:30<昼食休憩 12:00〜13:00>
- 溶接の基礎
・各種溶接法および溶接機器の原理と特徴
・各種溶接法の実用化事例
・溶接用語 - 応用編(1)
・各種材料の溶接技術と溶接継手特性(静的強度、疲労強度、低温衝撃特性、遅れ破壊他)
・各種材料において発生する溶接欠陥とその防止対策 - 応用編(2)
・溶接技術(レーザ、摩擦攪拌接合等)の最近の動向
研修受講料助成制度
東広島市:ものづくり技術高度化研修事業助成対象です。
呉市:中小企業人材育成研修費補助対象です。
受講者評価平均 | 総合評価:3.2 |
業務に応用できる:3.2 | |
日数/時間 | 1日 |
開催日/受講期間 | 2026年3月2日 (9:30〜16:30) |
会場 | 集合受講:広島テクノプラザ (東広島市鏡山三丁目13番26号) |
会場アクセスURL | https://www.h-techno.co.jp/access/ |
対象 | 溶接の経験の浅い方から溶接技術スタッフまで |
持参物 | 筆記用具 |
定員 | 20名 |
申込締切日 | 2026年2月5日 |
受講料 | 20,130円(テキスト代,消費税含む) |
講師 | 小野 守章 ATACひろしま会員 工学博士、溶接学会フェロー JFEスチールで鉄鋼材料の設計、新溶接技術並びに 溶接構造物の強度評価技術の研究開発に携わる。 溶接学会、レーザ加工学会、鉄鋼協会、金属学会 自動車技術会に論文発表。 鉄鋼協会西山記念賞、ものづくり日本大賞 金属学会技術賞・功績賞他受賞。 |